☆脚本を上演する際は作者にご一報ください

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☆上演の際はチラシなどに

「作 ヤマザキ トウコ」

と記載してください

 

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「八畳一間(フローリング)」

           作 ヤマザキ トウコ

 

ごく普通の女の子の部屋

インテリアはグリーンに統一されている

 

舞台センターに

テーブルとクッションが2つ

舞台下手奥に

ボックス(棚)が置かれていて

小物が並んでいる

そこに、相葉グッズ(緑)も並んでいる

上手奥に

背もたれのあるイスが置かれていて

そこに布が掛かっている

テーブルには

携帯とマグカップ(緑)が置かれている

テーブルの真ん中に直径十五センチ

くらいの小玉スイカの「おもちゃ」が

置かれている

小道具、全て色はグリーンである

(点数多めで)

 

私はグリーンの部屋着を着ている

あたしは黄色の部屋着を着ている

      

私 板付き

      

私 衣装の上からコートを着て

普通のOLのような格好

 

舞台上手にスポットライトが落ちる

                                         

私 「・・・」

 

電話の着信音

ドアチャイム

足音や街の雑踏のSE

徐々に大きくなる

 

私 耳を塞いでいる

 

溶暗 後 すぐ明転

 

私 鼻歌を歌いながら

コートを脱いでイスにかける

舞台下手から あたし が入ってくる

黄色い大きなバッグを持っている

しばらく 私 を見つめてから

 

あたし 「大丈夫かーーーーーー!」

 私  「(一瞬驚いて)え?」

あたし 「元気なさ過ぎ(笑)」

 私  「そうかな・・・」

あたし 「どうしたどうした!今日はトコトン

付き合ってやろうじゃないの!」

 私  「(ちょっと笑いながら)うん」

 

あたし 奇抜なポーズをとり

クラッカーを鳴らし

 

あたし 「女子会イエーーーイ!」

 私  「(慌てて)ちょっと!近所迷惑っ」

あたし 「ははは!近所迷惑どんとこいや!」

 私  「やめてよ、本当にやめて」

あたし 「(笑って)はいはい」

 

あたし 座って黄色い鞄から

嵐のDVDを取り出す

 

あたし 「元気を出すには、嵐でしょ?」

 私  「(嬉しそう)」

あたし 「見よう!見よう!早く!早く!」

 

私 下手前にテレビがある想定で

DVDをセット

あたし、後ろの棚から「相葉グッズ」を

テーブルに移動してくる

会話をしながら、黄色い鞄から

「ニノグッズ」を取り出し

交互に並べていく

      

あたし 「あぁぁー!

感謝カンゲキ雨嵐の

イントロだけで泣きそう」

 私  「(泣きながら)

スマイルアゲーイン」

あたし 「ありがとぉー(泣いてる)」

 私  「みんな、いい顔してるなぁ…」

あたし 「コンサート、行きたい!行きたい!

行きたーーーい!」

 

私 と あたしの動作は

絶妙にシンクロしている

あたし 私 を指差しながら

 

あたし 「なのに!どうして!

申し込まないのっ!」

 私  「・・・どうせ、当たんないもん」

あたし 「だからって、申し込まないとか、

ありえないっ」

 私  「…忘れちゃったんだよ」

あたし 「忘れるなんて、ありえないっ」

 私  「どうせ、

申し込んだって当たらないから」

あたし 「そんなこと言ってるから、

当たんないの!そもそも!

申し込まなきゃ当たんないの!」

 私  「だって」

あたし 「だってもなにもない!

なんのためにファンクラブの年会費

払ってんのさっ」

 私  「・・・当たんないんだモン」

あたし 「(私を一瞬睨む)

二年連続ハズレたからって、

なんだよ!

そんなことでヘソ曲げやがって!

もうっ!ドーム行きたかったな、

ドーム!」

 

あたし ジタバタしながら

交互に並べたグッズの

「相葉グッズ」を

黄色い鞄に投げ込んでいく

 

あたし 「痩せたいなぁ!」

 

おもむろに 私 スクワットを始める

あたし 「ニノグッズ」だけになった

テーブルの上に満足

それを後ろの棚に戻していく

 

あたし 「営業の鈴木さん、急に痩せたよね」

 私  「うん」

あたし 「しかも

すごいキレイになったよね!」

ありゃきっと彼氏が出来たんだね」

 私  「かな?」

あたし 「じゃなきゃ絶対、

あんなにキレイにならない!」

 私  「うん」

あたし 「…キレイになったから、

彼氏が出来たのかな?」

 私  「彼氏が出来たから、

キレイになったのかな?」

あたし 「どっちだろ?」

 私  「…もう無理」

あたし 「ん?」

 

私 スクワット限界

あたし いつの間にか

黄色い花を作り始めている

 

 私  「…もう無理!

もういい、痩せなくても」

あたし 「10回か。明日は20回に挑戦!」

 私  「うはぁ」

あたし 「溜め息つかない!(一瞬間)あ!」

 

二人 テレビの画面に注目

 

 私  「ONE LOVEだ」

あたし 「ひゃくねーんさきもー

愛を誓うよー

きみはーぼーくのーすべてさー」

 

私 と あたし 動きがシンクロする

 

あたし 「愛しーているー、ただ愛してるー

おなじー明日、約束しようー」

 私  「(ふと動作をやめて)

…今、ONE LOVEは

キツイな」

あたし 「…でも、好き」

 私  「うん」

 

二人 しばし沈黙

私 明らかに落ち込んだ様子

あたし それを横目に

DVDのケースを見ながら

 

あたし 「ディスク2の五里霧中が見たい!」

 私  「せっかく最初から見始めたのに?」

あたし 「だって、ONE LOVE…」

 私  「せっかく最初から見始めたのに?」

あたし 「何で二回言ったの(笑)」

 私  「せっかく…」

あたし 「もういいよ!

(切り替えて)お腹すいた!」

 

あたし ビニール袋を 

私 の目の前で振りながら

      

あたし 「プリン食べよ!プリン!」

 私  「今、スクワットした

ばっかりなのに…?」

あたし 「明日は25回やればいいじゃん!」

 私  「・・・もう(嬉しそう)」

あたし 「季節限定超レアマロンプリン、か!

超絶ノーマル焼きプリン、

どっち!」

 私  「・・・普通の」

あたし 「ですよねぇー!普通の!

ですよねぇ!

ハイ、どうぞ」

 

あたし 私 にプリンと

黄色い柄のスプーンを渡す

あたし 私 が

プリンを食べているのを眺めながら

 

あたし 「いっつもそうだよね」

 私  「ダイエット続かないなぁ…」

あたし 「そうじゃなくて」

 私  「ん?」

あたし 「いっつも、攻めの姿勢がない」

 私  「(笑)なにそれ」

あたし 「冒険心ゼロ、野心ゼロ」

 私  「悪い?」

あたし 「悪かないけど、面白くない(笑)」

 私  「(あたしを見つめて)・・・」

あたし 「つまんねぇな!」

 私  「いいんだ、私なんか・・・」

あたし 「でたでた、決まり文句

(私の口調を真似て)

いいんだ、私なんか・・・」

 私  「・・・なによ」

あたし 「(やや間)ランドセル、

選んだ時のこと覚えてる?」

 私  「急に何の話?」

あたし 「ランドセル!」

 私  「・・・覚えてるよ」

あたし 「黄色いランドセル、

可愛かったよね?」

私  「(一瞬驚いて)でも」

あたし 「可愛かったよね??」

 私  「・・・うん。

でもさすがに、黄色いランドセルは

私には無理だよ」

あたし 「(ぼそっと)黄色がよかったな」

 私  「え?」

 

あたし 出来た黄色い花で遊びながら

 

あたし 「冒険しないよねー

どれだけ欲しくても

わがまま言ったりしないモンね

即、我慢だもんね!」

 

あたし テーブルの上の食べ終わった

プリンの容器とマグカップ(緑)を

片付ける

あたし テーブルの上にある

小玉スイカに

目が留まり、手にとって放り投げながら

まくし立てる

 

あたし 「黄色い自転車も諦めたし

筆箱だってみんなが使ってた

可愛いキャラクターのは

自分には似合わないとか

言っちゃって使わなかったし

中学の時

吹奏楽部入りたかったのに、

結局勇気でなくてやらなかったし

高校で初めて好きな人出来た時も、

結局手紙すら渡せなかったし!

大学も、

本当は東京行きたかったけど

地元の学校にしちゃったし

就職の時だって親の進めてくれた

普通の企業で・・・

(私の頭をなでながら)よしよし、

いい子いい子」

 

私 あたし から

小玉スイカを取り返して

      

 私  「やめてよ」

 

突然、携帯の着信音

舞台上手前にスポットライトが落ちる

この時舞台上の明かりは2割程度は点いている

 

私 反射的に

ライトの中に携帯を持って入る

私 表情を強張らせ、

携帯を握っている

 

あたし 「・・・誰?」

 私  「・・・

(言われて、誰からの着信か確認)」

あたし 「出ないの?」

 私  「・・・」

 

着信音、止まる

舞台上手のライト消え

普通の明かりに戻る

 

私 ふらふらと元の位置へ戻る

 

あたし 「・・・いいの?」

 私  「・・・いいの」

あたし 「彼?」

 私  「・・・うん」

あたし 「なんで、出ないの?」

私  「わかんない」

あたし 「なにそれ」

 私  「わかんないの・・・。

どうしたらいいのか」

 

一瞬の沈黙

 

あたし 「好き、だよね?」

 私  「それも、わかんない・・・」

あたし 「なにそれ!」

私  「なんだろうね」

 

私 携帯を見つめている

あたし 棚の方から

マグカップ(黄色)を

出してきて 私の前に置く

 

あたし 「・・・奥さんがいるから?」

 私  「・・・」

あたし 「子供もいるから?」

 私  「・・・」

あたし 「だから、どうしたらいいのか、

わかんないの?」

 私  「そうだね・・・」

 

あたし 座っていたクッションを

後ろに投げ

代わりに黄色いクッションを

取り出して座る

 

あたし 「あんたは?

あんたはどうしたいの?」

 私  「わかんないんだって」

 

あたし テーブルの上の

小玉スイカに気付いて

手に持ち、もてあそぶ

 

あたし 「だから、どうしたらいいのか、

じゃなくて、どうしたいのかって

聞いてるんだよ?」

 私  「?」

あたし 「相手のこととか、周りのこととか

何にも考えずに、

自分のことだけ考えたら

どうしたいの?」

 私  「それは・・・(何か言いかけて)」

あたし 「なに?」

 

私 あたし から

小玉スイカを取り返して

 

 私  「・・・私は、

一番じゃなくていいんだ」

あたし 「・・・」

 私  「一緒にいるその間だけでも、

彼が私を見ててくれたから、

それでいいんだ」

 

あたし 私が座ってるクッションも

後ろに投げ

黄色いクッションを投げつける

 

あたし 「嘘だ」

 私  「・・・嘘じゃない」

あたし 「嘘」

 私  「私には、彼の生活を

壊すことなんて出来ない

私は平気。・・・いいの、もう。」

 

携帯を見つめる二人

あたし 沢山作った黄色い花を

ぐしゃぐしゃつぶしている

 

 私  「・・・彼が、

私を選んでくれただけで、

充分なの」

あたし 「・・・」

 私  「初めてなんだよ?

好きだと思った人に

選んでもらえたの」

 

あたし テーブルの上の小玉スイカを

手に取り、ちょっと乱暴に扱う

私 その様子を

ハラハラしながら見ている 

 

あたし 「・・・選んでもらえたって、

言えんの?」

 私  「・・・」

あたし 「この状況で?」

 私  「…」

あたし 「都合のいい時だけ、

連絡が来るってだけじゃん」

 私  「・・・だから、もういいんだ」

 

私 小玉スイカを

ちょっと強引に取り返し

 

あたし 「どういう意味?」

 私  「もう・・・いいんだ」

あたし 「・・・すごくあんたらしいよ」

 私  「・・・どういうこと?」

 

あたし 作った黄色い花を

花占いみたいに ちぎったりしながら

 

あたし 「自分の『心』をギセイにすれば

全部丸く収まると思ってるんだね」

 私  「・・・」

あたし 「じゃあ、ギセイにされた

『心』はどうなるの?」

 私  「え?」

あたし 「いつもいつも、押さえ込まれてる

『心』は?」

 

私 と あたし しばし見つめ合う

あたし 私に黄色い花を投げつける

 

あたし 「この気持ちはどうしたらいいの?

・・・あたし、もうイヤだ」

 私  「・・・なに、言ってるの?」

あたし 「あたし・・・もう我慢するのイヤだ」

私  「ちょっと、待って」

あたし 「(喰って)イヤだイヤだ!」

 

あたし 小玉スイカを乱暴に奪う

私 それに驚きながら

 

 私  「待って」

あたし 「(私に迫りながら)

いっつもそうやって」

 私  「何・・・?」

あたし 「あたしを閉じ込めて」

 私  「やめて」

あたし 「あんたはそうやって、

あたしの声を、ずっと

聞かずにきたんじゃん!」

 私  「何を言ってるの・・・?」

あたし 「いつもいつも、本当に自分が

やりたいと思ったこと、

言い出せずに、避けて、フタして」

 私  「待って」

あたし 「あたしは、一番になりたいよ

・・・あたしの想いが本音でしょ?」

 私  「何を言ってるのよ?」

 

あたし 小玉スイカをぼんぼん叩いたり

乱雑に扱っている

 

あたし 「もう、あんたには

任せられない。

これからは、あたしが、やる」

 私  「やめて」

あたし 「もう決めたの

ランドセルも自転車も

大学だって、就職だって!

     嵐のコンサートだって!!

     全部全部我慢してきたの!

だからもう、我慢なんて

しないんだから!」

 私  「やめてっ!」

 

二人 つかみ合いのケンカになる

 

携帯の着信音が鳴る

舞台上手にスポットライトが落ちる

この時舞台上は2割くらい照明が点いている

 

私 驚いて一瞬動きが止まる

あたし その隙をついて

小玉スイカを置き

携帯を持ち、

上手のライトの中に入る

 

 私  「ちょっと!」

あたし 「もしもし?」

 

私 ライトの中に入った

あたしを呆然と見ている

あたし 勝ち誇った顔で

 

あたし 「・・・うん。・・・うん。

わかった、待ってる

(電話切る)」

 

舞台上手のスポットライト消え

普通の明かりに戻る

 

 私  「・・・なに、勝手に出てるの・・・?」

あたし 「来るよ、彼。もう近くにいるって」

 私  「・・・どうして?

もう、会わないでおこうと

思ってたのに」

あたし 「なんで?」

 私  「もう、会っちゃダメなんだよ・・・

    いいんだ、私なんか・・・」

あたし 「今、それ言うの・・・?

     そんなの絶対に許さない!」

 私  「もう、これ以上会えない、

別れなきゃ・・・

     そうじゃなきゃ、自分の気持ちが

抑えられなくなっちゃう」

あたし 「抑えなきゃいいんだよ・・・」

 私  「ダメだよ・・・だって」

あたし 「・・・本当のこと、言ってみな」

 私  「・・・ダメ・・・」

 

あたし と 私

一瞬見詰め合って

 

あたし 「彼が好きなの」

 

あたし 小玉スイカを手に取る

 

あたし 「独り占め、したいの

あたしを置いて、帰っていくなんて

堪えられない」

私  「イヤ…」

あたし 「…誰にも渡したくない

彼が好きなの!

どうしようもなく、

彼が好きなの!」

 

あたし イスの上に乗って

 

あたし 「なのに、このまま?

このまま別れるなんて…!

それだけは絶対に許さない!」

 

あたし 小玉スイカを真っ二つに割る

中身は、赤いスイカではなく、

黄色いスイカ

私 慌てて小玉スイカを抱え込む

 

 私  「あ…(スイカ抱えながら)」

あたし 「どうして、あたしだけのモノに

なってくれないの?

どこにも行かないで欲しいの!

あたしだけを見て欲しいの!」

 

私 手に持ったスイカを握り締めている

 

あたし 「奥さんのことも子供のことも

何もかも!全部忘れて

あたしだけのものになって欲しい!

あたしだけのものに

なってくれないなら」

 私  「・・・」

あたし 「・・・いっそ彼を」

 私  「・・・」

あたし 「彼を」

 

私 割れたスイカを手に持ち

泣いている

 

 私  「・・・殺してしまいたい」

 

あたし 満足気に 

ポケットからナイフを取り出す

 

あたし 「そう、それが、『心』の声。

本当の願い」

 

ドアチャイムの音

舞台上手にスポットライトが

ゆっくり落ち始める

舞台上の明かりがゆっくり暗くなっていく

 

あたし 「きた!」

 

私 割れたスイカを

大事そうに抱えながら

明かりに入ろうとする

あたしを止めるように

 

 私  「ダメ!開けちゃダメ!

殺すなんて、そんなこと」

あたし 「どうして?

もう、奥さんのところに帰っていく

背中を、見なくてすむよ」

 私  「そんな・・・」

あたし 「彼の時間を止めて、

あたしだけのモノにする」

 私  「ダメッ」

あたし 「無駄だよ」

 私  「!」

あたし 「もうここは、

あたしの『部屋』だから」

 

私 インテリアが

黄色くなっていることに気付く

あたし 舞台上手でドアを開けるマイム

 

ドアの開く音

舞台上手にスポットライトが落ちている

舞台上の明かりは2割くらい点いている

男の姿はない

声もしない

相手の答えを想定した芝居で

 

あたし 後ろにナイフを隠している

私 まるで息が出来ないかのように

苦しんでいる

 

あたし 「ごめんね、さっき。

電話出られなくて」

 男  「(具合でも悪かったの?)」

あたし 「ううん、大丈夫。気にしないで」

 男  「(・・・俺、もう電話、

出てくれないかと思ってた)」

あたし 「え?なんで?」

男  「(ん?何となく)」

あたし 「別れ話でもされるのかと思ってた?

・・・『あたし』は、しないよ」

 男  「(そうか、よかったよ)」

あたし 「別れるくらいなら・・・

あたしだけのモノになって?」

 

あたし ナイフを振りかぶる

私 その光景を見ながら震えている

 

 私  「いやぁーーーー!!!」

 

あたし 男をナイフで刺しながら

笑っている

 

暗転

やや間があって 明転

      

私 舞台下手奥で

小さくなって寝ている

あたし 「ワンラブ」を歌いながら

せっせと片づけをしている

花や何やらで床まで黄色くなっている

テーブル中央に

割れて黄色い中身がよく見えるように

小玉スイカが飾られている

あたし 倒れている私に黄色い布をかけ

私 が冒頭で着ていたコートを着る

 

あたし 「うん、片付いた。完璧

・・・じゃあ、いってきまーす♪」

 

あたし ドアを開けるマイム 

 

舞台上手にスポットライトが落ちる

ドアが開く音

 

あたし スポットライトの中で

ひとつ伸びをする

 

溶暗

 

                終

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[上演時間 約20]

 

    必要な小道具☆

・小玉スイカ

初演時はフェルト製

手芸用の球体の芯にフェルトを貼った

   黄色い面をマジックテープにして作った

    緑や黄色の小道具多数

(ダイソーなどの100均)

    小さなテーブル 等 

通し稽古の写真を参考に…

 

読んで頂き、ありがとうございました!